突然パソコンの画面が拡大されてしまってどうすればいいか分からず、困ってしまったという経験はありますか?
もしかすると、今まさにその状況に陥っていていて、解決方法を探しているという方もいらっしゃるかもしれません。画面が拡大されてしまったら、インターネットで調べることもできないし、どこを押せばいいのか分からず途方に暮れてしまいますよね。
ご安心ください。パソコン画面の拡大は簡単に元に戻すことができますので、一緒に解決していきましょう!
今回は、Windowsパソコンで画面が拡大される原因とその対処方法ついて解説していきますので、お困りの方もまだなったことのない方も、万が一に備えてぜひこの機会に覚えて活用してみてくださいね。
パソコン画面拡大される2つの原因
Windowsパソコンをお使いの場合、画面が大きく拡大されてしまう主な理由として以下の2つの原因が考えられます。
- 「拡大鏡」機能による拡大
- 全画面表示(フルスクリーン)になっている
それぞれショートカットキーにより、簡単に画面が拡大されるので、手が当たってしまうことで突然大きくなることも十分に考えられます。それぞれについて詳しくみていきましょう
原因①:「拡大鏡」機能による拡大
Windowsには、パソコンの標準機能として「拡大鏡」が搭載されています。
拡大鏡とは、画面の一部または全体を大きく表示させることができる機能です。文字や写真が小さくて見づらい場合、拡大機能を使用することで任意の大きさに拡大することができます。
原因②:全画面表示(フルスクリーン)になっている
全画面表示とはフルスクリーンモードとも言われ、開いているウィンドウやアプリが画面が拡大されることです。
フルスクリーンモードは、ウィンドウやアプリによってそれぞれ異なるショートカットキーが設定されています。
拡大鏡による画面拡大を元に戻す3つの方法
これからご紹介する方法を覚えてさえいれば画面拡大は簡単に元に戻すことができます。
1.ショートカットキーで「拡大鏡」を終了する
拡大鏡はショートカットキーを使うことで簡単に終了することができます。
単に元の状態に戻したいのであれば、「Windowsキー」と「Esc」もしくは「Ctrl」と「0」を同時に押すことで元の画面に戻すことができます。
もう少し縮小する、拡大する、といった細かな調整もショートカットキーで操作可能です。
【拡大鏡のショートカットキー】
- 拡大:Windowsと「+」
- 縮小:Windowsと「ー」
- 終了:Windowsと「Esc」
2.マウスで「拡大鏡」を調節する
「Ctrl」 を押しながらマウスのホイール部分を前後に回転されることで拡大縮小を調整することができます。
3.メニュー画面から「拡大鏡」をオフにする方法
スタートボタンから拡大鏡を設定するスタンダードな方法です。
「メニュー画面」→「設定」→「簡単操作」→「拡大鏡」をクリックすると「拡大鏡設定画面」が開きますので、「拡大鏡をオフにする」を選択しましょう。
【メニュー画面から拡大鏡を変更する手順】
- 「メニュー画面」をクリックして「設定」を選択
- 「簡単操作」をクリック
- 「拡大鏡」を選択
- 「拡大鏡設定画面」から「拡大鏡をオフにする」をクリック
メニューから拡大鏡の倍率を変更する
拡大鏡を使えば、画面の大きさをお好きな大きさに変更をすることもできます。拡大鏡の倍率変更手順はこちら。
【拡大鏡の倍率変更手順】
- 拡大鏡の使用をオフにする
- 「拡大レベルの変更」で任意の大きさに変更する
- 拡大鏡ビューの変更拡大方法を選ぶ
拡大鏡ビューの変更にはさらに「固定」「全画面表示」「レンズ」の3つの選択肢があります。それぞれの意味についても理解しておくと拡大鏡を上手く使いこなすことができるようになります。
・「固定」とはウィンドウを指定する比率で拡大表示の設定を固定すること。 ・「全画面表示」とは全画面を指定した比率で拡大固定すること。 ・「レンズ」とは、マウスポインター周囲のみを指定した比率で拡大すること。他の二つと異なり、カーソルを動かす拡大部分も一緒に動くのが特徴です。 |
全画面による画面拡大を元に戻す2つの方法
全画面表示を終了させる場合には、2つの方法があります。
1.ショートカットキーで「全画面」を終了する
一つ目の方法は、ショートカットキーによって簡単に画面拡大を解除する方法です。お使いのアプリやブラウザによって全画面を終了する方法が異なるため、それぞれで使えるショートカットキーをまとめています。
【全画面終了のショートカットキーまとめ】
ショートカットキー | 対応するアプリ&ブラウザ |
「F11」 | Chrome、Microsoft |
「Ctrl」+「L」 | Adobe Reader |
「Esc」 | Adobe Reader、Excel、Word、PowerPoint |
「Alt」+「V」+「U」 | Word |
MicrosoftやChromeで採用されているのは「F11」であり、最もポピュラーな全画面解除のショートカットキーです。Adobe Readerでは「Ctrl」+「L」か「Esc」、ExcelとWord、PowerPointは「Esc」のボタン一つで全画面(フルスクリーンモード)を終了することができます。
2.マウスで「全画面」を終了する
Chromeで画面拡大になっている場合、マウスカーソルをディスプレイの一番上に持っていきます。すると、「×印」が現れますので、「×印」をクリックすることで全画面表示を解除することができます。
画面拡大を戻せない場合はどうする?
上記の内容でも画面拡大を解除できない場合「Windowsキー」を押して、アプリを終了させることで全画面モードを解除できます。
「Windowsキー」を押すと、スタートメニューと同時にタスクバーが出てきます。タスクバーに表示されるアプリの上で右クリック「アプリの終了」を選択するとフルスクリーンモードを解除できます。
だだし、この方法はアプリを強制終了させることとなり、保存できていない内容は消える可能性もありますので、画面拡大が戻せない場合の最終手段としてお使いください。
まとめ
画面拡大・縮小はボタン一つで簡単に切り替わるため、突然画面が大きくなることもあり、初心者が困ってしまうパソコントラブルの一つでもあります。
今回ご紹介したいくつかの方法を頭に入れておけば、万が一の場合にも焦らず対処することができますので、ぜひ覚えておきましょう。