基礎知識

パソコンのクリーンアップとは?定期的なクリーニングで快適なPCライフに

パソコンが重くて動きが遅いとお困りの方におすすめの方法がパソコンのクリーンアップです。クリーンアップは方法を覚えれば自分でも簡単に行うことができます。

本記事ではパソコンのクリーンアップを行うメリットや、クリーンアップを行う方法についてご紹介します。

定期的なクリーンアップによって快適なパソコンライフを送りましょう。

クリーンアップとはパソコン内のクリーニングのこと

パソコンのクリーンアップとは、パソコン内で使用していない不要ファイルを消去し、整理をすることで、いわばパソコン内のクリーニングのことです。

もちろん手動で行うこともできますが、パソコン内のファイルは膨大なため、一般的にはクリーンアプソフトを使用して、不要ファイルを自動検出し、パソコン内のクリーニングを行います。

パソコンのクリーンアップで何が消える?

クリーンアップでは、不要なソフトを自動的に検出するため、大切なファイルが消えてしまうのではないかと心配になりますよね。

具体的に消去するファイルについては以下の通りです。

・ゴミ箱内のファイル
・アップデートやダウンロードに使用した一時ファイル
・エラーが検出されたファイル
・ブラウザのキャッシュ
・無効のブックマーク
・長期間使用していないファイル
・アンインストール済みのアプリファイル

基本的に、自動検出ソフトを使用しても、個人的なファイルが消去することはありませんが、万が一のためにクリーンアップ前には毎回バックアップを取っておくことをおすすめします。

クリーンアップを行うメリット

パソコン内のクリーニングを行うことでストレージの空き容量を増やし、パソコンの動作&起動速度が早くすることができます。

ファイルを開くたびに、時間がかかると、かなりのストレスを感じてしまうものです。クリーンアップ最大のメリットは、サクサクとした動きでストレスのなくパソコンを使えるようになるという点です。

定期的なクリーンアップがおすすめ

アプリのダウンロードに一時的に使用したファイルや、エラー検出ファイル、ゴミ箱に入れたまま完全に消去することを忘れてしまうことがよくあります。

これらを放置していると、不要ファイルが蓄積され、パソコン内の容量を取ってしまいます。一度クリーニングを行っても、時間が経過すると不要ファイルが溜まり、パソコン動作を遅する原因となりますので、クリーンアップは半年に一回ほど定期的に行うことが推奨されています。

パソコンをクリーンアップする3つの方法

パソコンのクリーンアップには、以下の3つの方法があります。

  1. クリーンアップソフトを使う
  2. Windowsに初期搭載のソフトでクリーンアップ
  3. PC修理業者へクリーンアップを依頼する

それぞれの方法について見てみましょう。

クリーンアップソフトを使う

専用のソフトを使用することで、自分でも簡単にクリーンアップを行うことができます。

一口にクリーンアップソフトといっても、不要ファイルの消去だけでなく、自動アップデート、システムの最適化、監視・保護プライバシー等のセキュリティ対策を備えたソフトまで、さまざまな特徴を持ったソフトがあります。

シンプルにクリーンアップだけをしたいのか、同時にセキュリティ面も重視したいのか、それぞれの特徴や価格を考慮して選びましょう。

Windowsに初期搭載のソフトでクリーンアップ

Windowsには、ディスククリーンアップソフトが初期搭載されています。Windowsをお使いの方は、無料で搭載されている機能です。まずは他の方法を試す前にWindowsのディスククリーンアップを使ってみることがおすすめです。

Windowsのディスククリーンアップは、以下の手順を参考に行ってください。

【Windows10のディスククリーンアップ手順】

①右下Windowsを右クリックし「エクスプローラー」を選択
②左メニューから「PC」を選ぶ
③ディスククリーンアップを行いたいドライブをクリック
④「ドライブツール」をクリック
⑤「管理」の「クリーンアップ」を選択
⑥「削除するファイル」のみをチェックし「OK」をクリック
⑦「これらのファイルを完全に削除しますか?」が表示されたら「ファイルの削除」

この方法を使えば、新たなソフトの導入や業者に依頼することなく、無料で簡単にクリーンアップが行えます。

PC修理業者へシステムクリーンアップを依頼する

Windowsや専用ソフトを使用したディスクスクリーンアップでは、アカウントに関するファイルのみのクリーンアップに対し、パソコンの修理業者が行うシステムクリーンアップでは、パソコン全体のファイルを対象としたクリーンアップを行います。

PC業者へ依頼するシステムクリーンアップでは、ディスククリーンアップでは消去できないパソコン全体に関わるファイルも消去できるため、より大きなストレージ容量を空けることができます。

自分でクリーンアップを行う際の注意点

ソフトを利用したディスククリーンアップは、不要なファイルを自動検出してくれる便利な機能である一方で、注意点もあります。

1.ディスククリーンアップ中は電源につなげておく
2.ディスククリーンアップ中に他の作業をしない
3.ディスククリーンアップ前にバックアップを取っておく

ディスククリーンアップ中に、電源が切れたり、他のアプリを使用したりすることで、クリーンアップ作業が突然中断されてしまうと、クリーンアップソフトが誤作動を起こしてしまう可能性があります。

パソコンの不具合原因ともなりますので、ディスククリーンアップ中は、コンセントに繋げた状態にし、クリーンアップが終了するまで他の作業は極力控えるようにしましょう。

また、何かあった場合に備えてバックアップを取っておくとさらに安心です。

まとめ

パソコンのクリーンアップは、パソコンを長く使うための定期的なメンテナンスの一つです。

自分でパソコン内のクリーニングを行いたい方は、初期搭載のディスククリーンアップや、クリーンアップ専用のソフトを使用してパソコン内を整理することができます。

それでも、パソコンの動作が改善されない場合は、パソコン専門業者でパソコン全体のシステムクリーンアップを行うことを検討しましょう。

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