トラブル

パソコンがシャットダウンできない時どうすればいい?原因と対処方法について

「シャットダウンしても電源が落ちない時は強制終了すべき?」

「フリーズしたら消さずにそのまま放置していいの?」

パソコンをシャットダウンできない時、どのような対象方法を取っていますか?多くの人がボタン長押しで強制終了を行ってるのではないでしょうか?

しかし、強制終了を行うことでパソコン内の保存データが消えたり、故障の原因になることもありますので、頻繁に強制終了するのは避けたいところです。

そこで今回は、シャットダウンができない原因や強制終了する前にできる有効な対処の手順をご紹介します。

パソコンがシャットダウンできない原因と対処方法とは

一口にシャットダウンできないと言っても、その原因はさまざまです。

有効な対処方法を知るには、まずはシャットダウンできない原因を知ることが大切です。ここでは、パソコンがシャットダウンできない原因をまとめていますので当てはまる原因を探してみましょう。

原因:パソコンの画面フリーズやマウスのフリーズ

シャットダウンできないというトラブルで最も多い原因の一つに「フリーズによる不具合」があります。

画面やマウスがフリーズしてシャットダウンのボタンを選択できないことが原因で、パソコンの電源を落とすことができなくなってしまいます。

対処方法:キーボード操作によるシャットダウン

キーボードの操作でのシャットダウンは、マウスや画面がフリーズした場合に有効的な方法です。詳しい方法は記事の後半でご説明します。

シャットダウンボタンを押しても反応しない

メニューからシャットダウンボタンを選択しても、シャットダウンがはじまらない場合、パソコン内部のアプリやファイルに異常が起きていることが原因の一つとして考えられます。

対処方法:ファイルやアプリを閉じる

「作業中のファイルがあります」と表示されてシャットダウンができない場合には、起動中のファイルやアプリを全て閉じることで改善されます。

シャットボタンを押すと「ファイルの応答なし」と表示される場合は、以下の方法でアプリやファイルの強制終了ができます。

【アプリの強制終了方法】

  • Windows:『Ctrl』+『Shift』+『Esc』
  • Mac:『command』+『option』+『esc』

シャットダウンに時間がかかる

シャットダウンボタンを押してから時間がかなりかかる場合、Windowsであれば「高速スタートアップ」がシャットダウンを妨げていることがあります。

対処方法:高速スタートアップを無効にする

Windowsの電源オプションから高速スタートアップを無効にすることができますので、解除された状態でもう一度、シャットダウンを試してみましょう。

再起動を繰り返す

シャットダウンははじまるが、再起動を繰り返し、電源切ることができないといった症状の場合、ウイルス感染が原因の可能性があります。

対処方法:ウイルスソフトを確認

ウイルスソフトで感染を確認し、感染している場合はウイルスの駆除を行いましょう。

シャットダウンできない時に行う5つの方法

強制終了には、PC内のデータ破損の可能性や少なからずリスクが伴います。シャットダウンできない場合、強制終了する前にまずは以下の方法を試してみましょう。

対処方法①:OSをアップデートする

OSが最新になっているか確認しましょう。古い場合は、OSをアップデートすることでシャットダウン、再起動ができるケースもあります。

対処方法②:ウイルス検出ソフトを確認・無効にする

ウイルスに感染していなくても、ウイルス検出ソフトが起動し、シャットダウンを妨げているケースがありますので、ウイルスソフトを無効にしておきます。

対処方法③:ネットワークを切断する

ネットワークエラーによってシャットダウンできないこともあります。ネットワークをシャットダウンを行う前に切断しておきましょう。

対処方法④:パソコンの周辺機器をすべて外す

マウスやキーボード、外付けドライブ、USBなどのパソコン周辺機器がシャットダウンの不具合に関係していることもあります。

パソコンから周辺機器を全て外した状態で、シャットダウンを試してみましょう。

シャットダウンできない場合の強制終了の方法

これまでにご紹介した方法を試しても改善がされない場合は、強制終了しましょう。強制終了の方法はWindowsとMacで異なります。

【強制終了の方法】

  • Windows:『Ctrl』+『Alt』+『Delete』でメニューを開く→『Tab』で電源ボタンを選択後『Enter』
  • Mac:『control』+『command』+『電源ボタン』

強制終了ができたら電源を付けて通常通りに動作できるかを確認しましょう。

強制終了がダメなら電源長押しで強制的に電源を落とす

パソコンのキーボードが使えない場合は、電源を長押しして強制的に電源を落とします。

不具合が起きている時は、電源が切れるまでに時間がかかる場合もありますので、電源が切れるまで電源ボタンを押しましょう。

それでもダメならバッテリーを外す、電源を抜く

キーボードの不具合や電源ボタンそのものに不具合がある場合、ノートパソコンであればバッテリーを外す。デスクトップパソコンであれば、アダプターの電源をコンセントから抜いて強制的に電源を落とすことができます。

しかし、頻繁に行うと故障の原因となりかねませんのであくまでも最終的な手段として考えておきましょう。

*バッテリーと一体型のノートパソコンはバッテリー残量がなくなるまで放置する必要があります。

強制終了する際の注意点

シャットダウンできない場合の強制終了方法をお伝えしましたが、強制終了すると作業途中のデータが消えてしまいます。

作業中のファイルやアプリのデータがある場合は、必ず保存を行ってから強制終了するようにしましょう。

不安な場合は修理業者へ依頼する

アプリの終了やショートカットキーによる強制終了でショットダウンできるケースであれば、再起動して動作に問題なければ基本的にはそのまま使い続けても問題ありません。

しかし、頻繁にシャットダウンできなくなる、ショートカットキーによる強制終了をしても電源長押しをしてもシャットダウンができないとなると、何かしらパソコンに不具合が起きている可能性が高いので、修理業者へ相談することをおすすめします。

まとめ

今回はパソコンがシャットダウンできない時の原因や対処方法をご紹介しました。

突然、パソコンの電源が切れなくなってしまった場合に、すぐに電源ボタンを押して強制的に電源を落としてしまうのではなく、焦らず適切な対処ができるようにしておきましょう。

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