トラブル

キーボードが反応しない!修理の前に確認したい10のポイント

キーボードが全く反応しない、特定のキーだけ反応しない、などキーボードのトラブルは一気にパソコン操作を妨げる深刻な問題につながります。

とくにノートパソコンの場合は、このまま使えなくなるの?と焦ってしまうかもしれません。まずはこの記事で紹介するポイントを確認してみましょう。

簡単な対処で回復する場合もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

キーボード全体が反応しない原因と対処法

まずはキーボード全体が反応しなくなったときの原因と対処法をご紹介します。

見逃すわけがないと思っている基本的なことが原因の可能性もありますので、一つひとつ確認してみましょう。

1.USBや受信機、電池残量など接続の確認

有線キーボードの場合は接続部分のコネクタがきちんとささっているか確認してください。

何かの拍子で抜けかかっていると、当然ながらキーボードは反応しません。無線キーボードの場合もレシーバーがきちんとささっているか一度確認してみましょう。Bluetooth接続の場合は、設定が変わっていないか、接続チャンネルがあっているか確認してください。

あわせて電池残量も見ておきましょう。電池切れで突然キーボードが反応しなくなれば、壊れてしまったとあわてがちです。無線接続のキーボードが反応しなくなったときは、電池残量もチェックしましょう。

2.再起動してみる

再起動するだけで調子が戻ることがあるため、こちらも試してみましょう。再起動するときは、起動させていたアプリなどは全て閉じてから行うようにしてください。

3.アプリケーションの問題か確認

入力できない原因がアプリにある場合もあります。対象アプリがアクティブになっている状態で、入力したい部分をクリックするとカーソルがあらわれます。この状態で入力ができなければ、アプリに何らかの不具合があると考えられます。

不具合が1つのアプリだけで起きているかどうかを確認するため、別のアプリで入力が可能か確認しましょう。ブラウザの検索バーでも、メモ帳でもかまいません。他のアプリで入力ができれば、原因は1つアプリにある可能性が高いでしょう。再起動してみてもダメならアプリの開発元に問い合わせてみてください。

4.デバイスドライバーが最新の状態か確認

キーボードがパソコンで認識されるのは、デバイスドライバーと呼ばれるプログラムが働いているからです。ドライバーは定期的に更新されるため、最新のものでなければ不具合が起きることもあります。

Windows10の場合、スタートメニューを右クリックすると表示されるものの中に「デバイスマネージャー」があるので、それをクリックしましょう。「キーボード」をクリックし、接続しているキーボードのドライバーをダブルクリックします。プロパティの中からドライバーを選択→ドライバーの更新をクリックします。更新が終わったら再起動しましょう。

5.パソコンの放電してみる

パソコンの帯電が原因で不具合が起きている可能性もあります。パソコンの帯電は、長時間の使用や冬場の乾燥などが原因で静電気がたまるもので、放電すれば回復します。

パソコンの電源を落とし、全てのケーブルを取り外します。ノートパソコンの場合はバッテリーも取り外しましょう。

5~10回程度電源ボタンを繰り返し押したあと、10秒程度長押します。そのまま3分程度放置しましょう。これで放電は完了です。ノートパソコンで簡単にバッテリーが取り外せない場合は、全てのケーブルを取り除いて放置するだけにしてください。

6.Windows Updateを確認

Windows Updateが適切に行われていないことが原因で、キーボードが反応しなくなっている可能性もあります。Windows Updateも定期的に行われていますが、何らかの原因で更新されていないままになっていると、さまざまな部分で不具合が起きることがあります。

スタートメニューから設定を選び、上部にあるWindows Updateをクリックします。「最新の状態です」となっていれば問題ありませんが、更新の必要がある場合はすぐに行いましょう。

キーボードの一部のキーが反応しないときの対処法

キーボードの一部分だけが反応しない場合、ちょっとした問題が原因になっていることと、部分的破損が考えられます。

1.ホコリを取り除く

1つのキーだけが反応しない原因として、キーキャップにホコリがたまっていることが考えられます。ホコリが物理的に接触を妨げているのが原因なため、すみやかに掃除しましょう。簡単にキーキャップを取り外せるタイプなら、該当キーのキーキャップを取り外して丁寧に掃除します。取り外しが難しいと感じる場合は、エアダスターを吹きかけてみるのも一つの手です。

2.NumLockやマウスキー機能の確認

テンキーだけが反応しない場合、NumLockがオフになっている可能性があります。ランプのないキーボードの場合とくに気づきにくいので、テンキーが反応しないと思ったら、NumLockを押してみましょう。

またマウスキー機能がオンになっているときも、テンキーは入力できなくなります。マウスキー機能は、テンキーでマウス操作をするためのものなので、テンキーを押してマウスポイントが移動するようなら、設定を確認してみましょう。

スタートメニューから設定を選び、簡単操作をクリックします。
左側のメニューにある「マウス」をクリックし「マウスをキーパッドで操作する」をオフにしましょう。

3.フィルターキー機能がオンになっていないか

フィルターキー機能がオンになっていることで、キーボードが通常通り反応しない可能性もあります。

スタートメニューから設定を選び、簡単操作をクリックします。
左側のメニューにある「キーボード」をクリックし「フィルターキーの使用」をオフにしましょう。

4.近くのキーがまとめて反応しなくなっていないか

1つのキーの周りがまとめて反応しない場合、キーボードの内部で断線が起きているのかもしれません。

こうなると修理するしかありませんが、とくにノートパソコンの場合は一部だけ直すことができないため、キーボードユニットごと交換になります。同じ型番のキーボードが入手でき、説明書などがある場合は自分でも交換できる可能性があります。

詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
ノートパソコンのキーボードが壊れたら自分で交換可能?修理費用の相場

もしキーボードに飲み物をこぼしてしまったら

よくある原因の一つですが、飲み物をうっかりキーボードにこぼしてしまうと、キーボードが反応しなくなることがあります。とくにノートパソコンの場合はキーボードの下に基盤(マザーボード)があるため、パソコンそのものが故障してしまうかもしれません。

ノートパソコンのキーボードに飲み物をこぼした場合は早急に以下のように対処しましょう。

・電源を切る
・こぼした飲み物を拭き取る、大量にこぼした場合は本体を傾けて水気を切り乾かす
・コード・レシーバーなどは全て取り外す
・バッテリーを外す
・電源は完全に乾いてから入れる

電源が入らない場合は本体に影響が出ている可能性が高いので、プロに見てもらうようにしましょう。

まとめ

キーボードはちょっとした設定や接続などが原因で反応しなくなっていることもあります。しかし、断線など故障している場合は買い換えや修理が必要になります。とくにノートパソコンのキーボードの故障は、自分で修理するのは難しくなりますので、パソコン修理業者に依頼することをおすすめします。

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