パソコンの様子がおかしい…と感じたら、それはウイルス感染によるものかもしれません。
本記事では、パソコンがウイルス感染したらどうなるのかを分かりやすく解説。
この記事を読めば、お使いのパソコンがウイルス感染しているかの確認方法から、ウイルス感染しないために日頃からできる予防と対策までを知ることができます!
パソコンのウイルス感染に関して知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
パソコンのウイルス感染でよくある症状
まず、気になるのがウイルス感染した時のパソコンの症状ですよね。
ウイルスの種類によって、その症状は異なりますが、ここではウイルス感染した際に起こる一般的なパソコンの症状例をまとめています。
バッテリー消費が激しくなる
ウイルス感染すると、パソコン内部にて、ウイルスはパソコンに大きな負荷をかけます。
パソコンの起動の有無に関わらず、常にウイルスが動き回るため、バッテリー消費が急激に速くなるのもウイルスによる典型的な症状です。
カメラやアプリが勝手に起動する
ウイルスがパソコンに侵入すると、ファイルやデータを破壊することがありますが、反対に勝手に起動を始めるケースもあります。
また、デスクトップ上にこれまでには見られなかった怪しい広告が表示されるような症状も見られます。
使用データ容量が多くなる
ウイルス感染すると、ウイルスがメモリの容量の大部分を占めるようなり、これまでと比較して使用データ容量が多くなる傾向にあります。
動作が遅くなる・止まる
パソコンが急に再起動を始めた。反対に、急に画面が落ちた、画面がフリーズしたといった症状もウイルス感染で見られる症状の一つです。
ウイルス感染の確認方法
ウイルス感染の症状のいくつかにに当てはまるようであれば、ウイルス感染が疑わしいでしょう。
早急にウイルス感染をチェックしてみることをおすすめします。ここでは、ウイルス感染の代表的な確認方法二つをご紹介します。
オンラインスキャンで感染を確認する方法
オンラインスキャンとは、オンライン(インターネット)上でウイルス感染をチェックできる無料のツールです。
さらに、オンラインスキャンを提供している企業の中には、マイクロソフト、ノートン、カスペルスキー、といった大手の信頼できるツールもあります。
オンライン上で実行できるため、インストールの必要もありません。手軽にウイルスチェックを行いたい方におすすめの方法です。
セキュリティソフトで感染を確認する方法
ウイルスの確認方法として、最もベーシックで正確に検出できるのが、セキュリティソフトを使用する方法です。
セキュリティウイルスソフトには、ウイルスに感染しているかを確認できる「ウィルスチェック」機能が備わっており、高い検出力が特徴です。
セキュリティソフトには、無料のものから有料のものまで多くの商品があります。お持ちのPCに最適なセキュリティソフトを選びましょう。
パソコンがウイルスに感染したらどうなる?
これまで、症状についてお話ししてきましたが、実際にウイルス感染するとどんな影響が生じるのでしょうか。
ウイルス感染がパソコンに及ぼす影響の中にはとても怖いものもありますので、これまで知らなかった方は是非この機会に知っておきましょう。
サイバー攻撃
サイバー攻撃とは、パソコンを乗っ取り、インターネットを通じてデータの破壊、改ざん、窃盗を行うことです。
さまざまなwebサイトへ勝手に侵入したり、SNSのアカウントを操作したりと、ウイルス感染からサイバー攻撃をしかけてくる場合があります。パソコン社会になった今、サイバー攻撃の被害件数は、急増しているため、特に注意したいところです。
メールアドレスを悪用し、感染拡大させてしまう
登録しているメールアドレスを悪用し、あたかもあなたからメールを送ったように見せかけて、開いた人のパソコンをさらにウイルスに感染させる。
こうして、あなたの知らない間に知人や会社、取引先の人にまでウイルス拡大させていく可能性があります。
個人情報の流出
パソコンウイルスの中には、パソコン内のあらゆる情報を抜き取ってしまうものもあります。
近年では、パソコンでネットショッピングをする人も増えているため、パソコンのデータ上にクレジットカード情報や住所など、個人情報を保管している人も少なくないでしょう。
ウイルス感染では、このような個人情報を抜き取り、悪用する可能性がありますので、くれぐれも注意しましょう。
ウイルス感染した場合の対策手順
ウイルスチェックを実行して、感染が確認されてしまった場合、どうすればいいの!?慌てずにまずは、落ち着いて以下の方法を試してみましょう。
- ウイルス駆除ソフトを導入する
ウイルス駆除ソフトを導入、ウイルス駆除を実行することで、大抵ウイルスを除去することができます。
セキュリティソフトの導入によってウイルスを100%駆除できるとは言い切れませんが、自分でできるウイルス駆除の方法としては最も効果的なウイルス対策になります。
- ネットワークを切断する
ウイルス感染やサイバー攻撃は、ネットワークを通じて行っています。
ウイルス駆除を行ったあとは、LANケーブルを抜く、Wi-Fiを切るなど、ネットワーク回線から切り離すことで、オンライン上での悪用、個人情報の漏洩、他人へのウイルス感染を防ぐなど、二次災害を防止できます。
- パソコンを初期化する
上記二つを行ったのち、パソコンの初期化、復元を行い、ウイルス感染前のデータへ戻しましょう。
ウイルスソフトでダメならプロに任せる
上記の対策を行ってもなお、ウイルスに感染しているようであれば、できるだけ早くパソコン修理へ持っていきましょう。
ウイルス感染は、放っておくと、多大な被害に広がってしまう可能性があります。持ち込み修理ができない場合は、出張修理を行ってくれる業者を選び、迅速に処理を行うことが大切です。
ウイルス感染を防ぐには普段からの予防が大切!
ウイルスに感染しないためには、感染前の「予防」が大切です。ウイルス感染の予防には、どんなものがあるのかご紹介します。
セキュリティソフトを入れる
パソコンを購入したら、まず導入しておきたいのがセキュリティソフトです。
パソコンのウイルス感染はもちろんのこと、個人情報の流出などを防ぎ、疑わしいサイトから日々、大切な情報を守ってくれます。
ただし、セキュリティソフトの中には、パソコンへの負荷が高いものもあります。お持ちのPCスペックが高くない人は、負荷が少ないセキュリティソフトを選ぶことがおすすめです。
こまめなアップデートが大切
パソコンのOSを常に最新の状態を保つこともウイルス感染対策の一つです。
ウイルスを生み出すいわゆるハッカーは、これまでのバージョンの脆弱性(プログラムの設計ミスや不具合)を狙ってウイルスで攻撃してきます。
しかし、アップデートで脆弱性を改善。ウイルスから守ることができます。時間がかかる場合もありますが、新しいバージョンが出たらアップデートするようにしましょう。
不審なメールやサイトはクリックしない
ウイルスの主な感染経路は、Webサイトやメールによるもの。無作為に送られてくるため、いつ感染するか分かりません。
怪しいと思ったWebサイトは開かない、身に覚えのないメールに注意する、添付ファイルは開かない、といった日頃からの心がけがウイルス対策となります。
まとめ
近年のテレワークや在宅勤務の増加に伴い、ウイルス感染による被害件数も増加の傾向にあります。
ウイルス感染によって大きな被害を生まないため総務省でも以下の3つを推奨しています。
- 信頼できるセキュリティソフトを導入する
- 怪しいWebサイトやメールに注意する
- ソフトウェアのこまめな更新
ウイルスに感染してしまうと、大切なデータを失うだけでなく、個人情報が流出し、二次被害、三次被害を生み出してしまうことも考えられます。そうなる前にウイルス感染を「防ぐ」努力を行いましょう。